破堤点とは、河川の堤防が決壊した地点のことです。SkyWalking で利用可能な破堤点は、「地点別浸水シミュレーション検索API」で取得可能な破堤点のうち、国直轄の河川の破堤点となっており、日本全国すべての河川の堤防を網羅しているわけではありません。今後対応する河川が増えていくと思われますが、現時点での仕様はそのような制限があり、希望するエリアの破堤点データが取得できないケースがあることをご了承ください。 浸水シミュレーション開始直後は、破堤点検索可能エリアの表示状態となっています。破堤点検索可能エリアとは、利用可能な破堤点データが存在しているエリアのことで、地図上では青く表示されるエリアとなります。前述したようにすべての河川が網羅されているわけではないことに注意してください。浸水シミュレーションが可能な河川の代表例として、鳥取市を流れる「千代川」を取り上げて説明します。浸水シミュレーションを開始し、地図で鳥取駅周辺を表示すると、千代川流域が青く表示されていることに注目してください。この青いエリアが破堤点検索可能エリアとなっています。破堤点検索可能エリア内の任意の地点を1秒以上長押しすると、黄色の破堤点検索アイコンがそこにプロットされます。アイコンをタップすると現れるバルーン内の「+」ボタンをタップし、メニューを表示します。
メニューの「この周辺の破堤点を検索」をタップして選択すると、APIに該当する破堤点データがあるかどうかを問い合わせます。破堤点データがAPIから返ってくると、破堤点アイコンが地図上にプロットされます。破堤点データが見つからない場合は、アラートが表示されます。