version 1.28 リリース。「赤色立体地図」のオーバーレイ表示

本日(2018年09月10日)、SkyWalking ver 1.28 をApp Storeでリリースしました。

今回のバージョンアップでは、

国土地理院・アジア航測株式会社が開発した「赤色立体地図」のオーバーレイ表示
の対応を行いました。

「赤色立体地図」は、地形を立体的に表現する手法の一つで、アジア航測株式会社が特許(第3670274号等)を使用し、航空レーザ計測結果を可視化した地図です。特徴としては等高線で表現していた地形を「赤色の彩度と明度」を使って「面」で表現することで、地形の細かな凹凸を表現しています。NHKの人気番組「ブラタモリ」でも地形の解説に使われることがあるなど、地形の把握がしやすい地図として広く活用されています。今回、アジア航測株式会社のご厚意により、SkyWalking 1.28以上をご利用の方はどなたでも、無料版・有料版ユーザーを問わず、SkyWalking上で「赤色立体地図」のオーバーレイ表示を利用することができるようになりました。観光や登山はもちろん、火山地形や断層地形の観察や遺跡や古墳の調査などにもぜひご利用ください。赤色立体地図についての詳細は、“https://www.rrim.jp/”をご覧ください。(赤色立体地図の対応範囲は、日本国内のみです。)


「赤色立体地図」のオーバーレイ表示の仕方

「赤色立体地図」をオーバーレイ表示するには、地図画面の右端にある「地図タイプ選択ボタン」をタップしてください。こちらの画像の赤い線で示しているボタンです。
地図操作の詳しい方法は、以下をご参照ください。
1-1. 地図の操作系

地図タイプ選択画面をスクロールし、【登山関連】フォルダもしくは【起伏図・傾斜量図】フォルダ内にある「赤色立体地図(アジア航測)」を選択してください。


「赤色立体地図」の活用例

赤色立体地図を使えば、下記のような地図表示ができます。

霧島山・新燃岳周辺の地形(赤色立体地図)
桜島・噴火口付近の地形(赤色立体地図)
北アルプス・槍ヶ岳周辺の地形(赤色立体地図)
富士山周辺の地形(赤色立体地図)

富士山周辺の赤色立体地図を見ると、山頂噴火口や宝永噴火口、大沢崩れ、側火山などの地形をつぶさに観察することができます。実際に周辺を歩きながら活用することで、より明確に地形の特徴を理解することができそうです。以上、version 1.28 からの新機能のご紹介でした。

SkyWalking のダウンロードは、下記からどうぞ。

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