平成30年7月西日本豪雨関連の国土地理院空撮データの追加2

先日発災した平成30年7月西日本豪雨ですが、報道されているとおり、死者200名を超える大きな被害を各地にもたらしました。犠牲になられた方、そしてご遺族の方々に心からお悔やみ申し上げます。多くの被災地は現在厳しい猛暑に見舞われておりますが、多くの方々が復興に向けて奮闘しておられます。

国土地理院では災害発災時からUAVなどの最新のテクノロジーを使い、被災状況を分析し公表しておりますが、新たに被災地の空撮写真が追加されましたので、SkyWalkingでもそれらのデータをマップ上にオーバーレイ表示できるように対応しました。被災地に向かわれる方の支援などにつながれば幸いです。
今回追加したデータの対象エリア・撮影日時は、以下の通りです。

・平成30年7月豪雨 正射画像 高梁川地区(岡山県倉敷市・総社市)(2018年7月9日撮影)
・平成30年7月豪雨 正射画像 高梁川地区(岡山県倉敷市・総社市など)(2018年7月11日撮影)
・平成30年7月豪雨 広島坂町地区(広島県広島市・坂町など)(2018年7月9,11日撮影)
・平成30年7月豪雨 正射画像 宇和島地区(宇和島市など)(2018年7月11日撮影)
・平成30年7月豪雨 正射画像 大洲地区(愛媛県大洲市・西予市など)(2018年7月11日撮影)
・平成30年7月豪雨 正射画像 竹原三原地区(広島県竹原市・三原市など)(2018年7月10,11,12日撮影)
・平成30年7月豪雨 正射画像 三原尾道地区(広島県三原市・尾道市など)(2018年7月13日撮影)

下は、災害前の空撮データと比較しやすいように、同じ地点の今回追加された空撮データと被災以前の空撮データを並べたものです。撮影された被災直後の様子が分かります。

なお、オーバーレイ表示に関しては、無料版ユーザ・有料版ユーザに機能の差はありません。ここでお知らせしているデータは、すべての無料版ユーザにもご覧いただけます。

地図に重ねるオーバーレイを選択するには、地図画面の右端にある「地図タイプ選択ボタン」をタップしてください。こちらの画像の赤い線で示しているボタンです。
地図操作の詳しい方法は、以下をご参照ください。
1-1. 地図の操作系

地図タイプ選択画面をスクロールしていくと、今回新しく【災害関連】というフォルダを追加しました。その中に災害関連のオーバーレイを集約していますので選択します。以下、【災害関連】> 【豪雨・土砂災害】> 【豪雨】平成30年豪雨 と進んでいくと、平成30年7月西日本豪雨関連のオーバーレイ選択画面になります。

オーバーレイ選択の詳しい方法は、以下をご参照ください。
1-5. ベースマップとオーバーレイの選択

SkyWalkingでは、国土地理院から新たに公開されるデータが出てきましたら、随時対応していく予定です。
一日も早い被災地の復興をお祈りしております。

SkyWalking 開発者:本多 郁(Kaoru Honda)