今週の「ブラタモリ ~北アルプス・立山は なぜ神秘的?~」は、富山県・立山が舞台でした。
立山と言えば、私が10才ぐらいの頃でしたか、家族5人で歩いたことが記憶に残っております。両親がまだ若かったとはいえ、10才、8才、5才の子供3人を連れての立山登山。雄山山頂は時間がなく、山頂を踏むことはありませんでしたが、室堂から一ノ越山荘を経由して、黒部ダムまで歩いたこのときの山の風景は、35年が過ぎた今でもなんとなく覚えております。そんな超個人的な時の流れ的なことを思い起こしながら、今回のブラタモリを見ておりました。
それはさておき、今週のブラタモリも大変興味深い内容でした。そこで、その場に「タモリさんと一緒に行ったつもりに勝手になって」、SkyWalkingで地形を観察してみました。ベースマップに国土地理院地形図、その上に国土地理院の陰影起伏図をオーバーレイ表示し、地形の起伏を見やすく表示しています。
荒々しい山容の雄山山頂付近。スプーンですくったようなU字型の氷河地形・山崎カールが、雄山山頂北西に確認できます。
火砕流が冷えてできる溶結凝灰岩で作られた弥陀ヶ原の地形がよく分かります。
高低差350mを誇る称名滝。水が侵食して作られるV字型の深い地形が東西に見られます。
扇状地の扇頂地形として紹介されていた場所です。扇頂は山地と平地の境目となり、そこから川下へ扇形に土砂が堆積している地形が確認できます。
国土地理院の陰影起伏図は、地形の高低差が観察しやすいですね。ぜひ地形の成り立ちの観察などに活用してください。