「スマホでここまでできる!!! 地理空間情報の活用」というテーマで発表しました

2018年7月3日に、京都大学・地理学研究会で「スマホでここまでできる!!! 地理空間情報の活用」というテーマで発表させていただく機会がありました。この発表で使用したスライド資料をSlideShareで公開しましたので、もし下記内容にご興味があれば、どなたでもご覧ください。

今回の発表では、これから夏に向けて多くの方が山や川や海などのアウトドアへ出かける機会も増えてくるということで、SkyWalkingというGPSロギングアプリを開発している立場から、以下の3つのポイントについてお話しました。

1.GPSロギングって何?
2.現場で活用できる地理情報とオフライン対応マップアプリの活用方法
3.STOP山岳遭難!山で遭難しないために必要なこと

【スライド資料】
https://www.slideshare.net/deepkaoru/ss-104227221?qid=1cd80a80-2b72-434f-9a50-28c06343f292&v=&b=&from_search=1

【警察庁 平成29年における山岳遭難の概況】
https://www.npa.go.jp/…/safe…/chiiki/300621yama_nennpou1.pdf

発表の前半では、スマートフォンがネットワークに接続されていなくても、GPSで現在位置を確認したり、GPSロギングが可能であることを説明し、GPSロギングの活用方法やネットワーク接続が必要な通常のマップアプリとオフライン対応のマップアプリの仕組みについて解説しました。そして、実際に私のiPhoneにインストールしているSkyWalkingで、GPSロギングとオフラインマップ作成のデモンストレーションを行いました。

発表の後半では、5月に起きた新潟・五頭連峰の親子遭難事故の検証、そしてどうすれば防げたのかについて、私なりの考えを述べ、警察庁から発表された平成29年度の山岳遭難の概況資料を使い、道迷い遭難で毎年どれくらいの人が遭難し、そして死亡・行方不明になっているのかについて説明しました。これらを踏まえた上で、どうすれば不幸な遭難事故を防ぎ、減らすことができるのかについて、考えてもらえるように情報提供をし、私なりの考えを述べました。私自身、道迷いによる山岳遭難を減らすにはどうすればよいのかについて考えを巡らせるよい機会となりました。

これから多くの方が登山を楽しむ季節になりますが、少しでも道迷い遭難事故が減るようにと願っております。また私自身、道迷い遭難を起こさないように気をつけながら山を楽しみたいと思います。