「ブラタモリ #105 天城越え」の地形をSkyWalkingで見る

今週の「ブラタモリ 天城越え ~どうして越えたい”天城越え”?~」は、文学作品の舞台として有名な「天城越え」でした。今週も素晴らしい内容でしたね。

伊豆は、4月に「ユネスコ世界ジオパーク」に登録された日本有数の地形美と自然を感じさせてくれる名所。風光明媚で、海と山があって、日本有数の温泉地でもあります。そんな伊豆半島の中でも、今回取り上げられていたのは、あの「天城峠」。私にとって天城峠は、川端康成の名作「伊豆の踊り子」の舞台ではなく(それももちろん素晴らしいのですが)、松本清張の「天城越え」の舞台として、心に刻み込まれています。松本清張の「天城越え」はいくつか映画化されておりますが、私にとって忘れられないのは大女優・田中裕子が熱演したバージョン。これは大学生の時に観ましたが、田中裕子の超絶妖艶ぶりは、鳥肌ものでした。特に、あの主人公の少年との出会いのシーンなんてのは。。。この話、終わらないので、ここでやめときます。気になる方は、ぜひDVDを観てください。

さて、SkyWalkingで、伊豆半島を表示してみます。
まずは、伊豆半島の全体像から。

伊豆半島をAppleMap + 航空写真 + スカイモードで表示。
伊豆半島をAppleMap + 航空写真 + スカイモードで表示。

3Dのスカイモードで表示するとこんな感じ。

伊豆半島をAppleMap + 標準 + 陰影起伏図のオーバーレイで表示。
伊豆半島をAppleMap + 標準 + 陰影起伏図のオーバーレイで表示。

伊豆半島は平地がほとんどなく、起伏が非常に激しい地形となっており、大きな地殻変動のダイナミズムが感じられますね。地震学的には、伊豆半島の直下で北方向に押し上げられているフィリピン海プレートがユーラシアプレートと北米プレートにぶつかって下に潜り込んでおり、西の駿河トラフと東の相模トラフを形成しています。そのために非常に活発に地震活動が起きるエリアとなっています。

旧天城トンネルを国土地理院 淡色地図 + 陰影起伏図のオーバーレイで表示。
旧天城トンネルを国土地理院 淡色地図 + 陰影起伏図のオーバーレイで表示。

松本清張の名作「天城越え」で有名なトンネル、「旧天城トンネル」付近を表示してみました。番組では、このトンネルの開通が、南伊豆の人たちの悲願であったことが紹介されていました。大変な難工事だったことでしょう。私はまだ旧天城トンネルを訪れたことはありませんが、魅惑的な地形と天城越えの切なさを同時に感じながら、あまり人がいない時間帯に静かに歩いてみたい場所です。

それではSkyWalkingで、GPSロギングを楽しんでみてください。